私たち“放香堂”は約180年前の天保年間(1830~1843)に創業いたしました。
山城国(今の京都府)の東和束村にて茶畑を開いて以来、全国一円に日本の伝統の味である宇治の茶葉の卸売りを商いとしておりました。
その後神戸港の開港に伴い、明治7年に神戸に商館を設けて海外へ日本の茶葉を輸出を始めると同時に、インドから珈琲豆の輸入をするようになりました。
西洋文化のものであった珈琲をお客さまに振る舞ったことで、日本初となる珈琲店が港町神戸で始まりました。
古きを温ね、新しきを知る
宇治茶とコーヒー、2つの看板を掲げた「放香堂」
1882年発行の神戸商人たちを描いた木版画「豪商神兵湊の魁」(現神戸市市立博物館、神戸史会蔵)には、当時の放香堂の店前が賑わう様子と、「宇治銘茶」「加琲(当時の珈琲)」2つの看板が描かれております。
この頃の「珈琲」は「加琲」と書かれており、当店のロゴもそれに倣っております。
明治時代に愛された、ロマン溢れる石臼挽きコーヒーの味をお楽しみください。
営業時間:9〜18時(LO.17時30分)
定休日 :不定休
〒650-0022
兵庫県神戸市中央区元町通3-10-6